マイラーズC(好走データ-1)


今週はマイラーズCの傾向を確認していきますが、このレースは京都競馬場約改修工事の影響もあって、2021年、2022年の2年間は阪神競馬場で開催されていますので注意が必要ですね。

(京都競馬場と阪神競馬場ではまるでコース形態が違いますので)

今回はコース形態そのものにはあまり影響のなさそうなものを中心に、いくつかの傾向を見ていきたいと思います。

(1) 近走で1着がある馬に要注意

このデータは2021年のJRAホームページに掲載されていたものをアレンジしたものですが、マイラーズCの傾向で興味深いのは、直近3走以内に1着(勝利)の実績を持つ馬が、その実績が無い馬と比較して、圧倒的な好成績を残していること。

以下の通り、3走以内に1着の実績を持つ馬の3着内率は30%以上に達していますので、今年も該当馬は要注意と考えるべきでしょう。

今年は以下5頭が直近3走以内に1着の実績を持つ馬に該当していますので、本命候補として注目したいと思います。

コレペティトール
ソウルラッシュ
トランキリテ
ニホンピロキーフ
ボルザコフスキー

(2) 前走着差0.4秒差以内の馬が有力

このデータは2022年のJRAホームページに掲載されていたものをアレンジしたものですが、過去12年間のマイラーズCは「前走1着馬」か、「勝ち馬から0.4秒以内の着差」だった馬が高い好走率を挙げています。

以下の数値を見る限り、前走0.5秒差以上の着差で敗れていた馬は大幅に割り引きが必要と考えるべきでしょう。

今年の出走登録馬の中から、最も好走率の高い「前走勝ち馬と0.4秒差以内に敗れた馬」をピックアップすると、以下6頭が該当していますので注意が必要ですね。

《前走2着以下 & 勝ち馬と0.4秒差以内》

アリストテレス
エアロロノア
エエヤン
ソウルラッシュ
トランキリテ
ノースザワールド

また、好走率の低い「前走勝ち馬と0.5秒差上の着差で敗れた馬」は以下8頭が該当。

《前走2着以下 & 勝ち馬と0.5秒差以上》

スパイダーゴールド
セッション
セリフォス
ソーヴァリント
トゥードジボン
ビーアスニッシド
フリームファクシ
リューベック

これらの馬はやはり割り引きが必要だろうと思います。

以上、マイラーズCにおける好走データ(その1)についての見解でした。

それではまたお会いしましょう。


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