今週末に4つ予定されている重賞の中で、今回はスプリングSを勝負レースに指定したいと思いますが、このレースはほぼ毎年のように下記のパターンの馬が好走し続けていますので、今年も要注意の好走パターンになりそうですね。
「前走芝1800m以上のレース(1勝クラス以上)に出走して、4コーナー5番手以内から3着以内(前走が重賞の場合は5着以内)に好走」
以下に近年の好走例を挙げてみます。
23年
① べラジオオペラ
*前走セントポーリア賞(東京芝1800m)1着
コーナー別順位 1-2-2
②ホウオウビスケッツ
*前走フリージア賞(東京芝2000m)1着
コーナー別順位 1-1-1
22年
① ビーアストニッシド
*前走共同通信杯(東京芝1800m)3着
コーナー別順位 1-1-1
21年
① ヴィクティファルス
*前走共同通信杯(東京芝1800m)2着
コーナー別順位 7-5-5
20年
② ヴェルトライゼンデ
*前走ホープフルS(中山芝2000m)2着
コーナー別順位 6-6-5-4
19年
該当馬の好走は無し
18年
②エポカドーロ
*前走500万下(小倉芝2000m)1着
コーナー別順位 1-1-1-1
③マイネルファンロン
*前走500万下(東京芝2000m)2着
コーナー別順位 8-4-4
17年
③プラチナヴォイス
*前走きさらぎ賞(京都芝1800m)4着
コーナー別順位 2-1
16年
①マウントロブソン
*前走500万下(小倉芝2000m)1着
コーナー別順位 12-12-4-3
②マイネルハニー
*前走500万下(東京芝2000m)1着
コーナー別順位 1-1-1
15年
①キタサンブラック
*前走500万下(東京芝2000m)1着
コーナー別順位 2-2-2
②リアルスティール
*前走共同通信杯(東京芝1800m)1着
コーナー別順位 6-4-4
14年
①ロサギガンティア
*前走500万下(東京芝1800m)1着
コーナー別順位 5-5-4
③クラリティシチー
*前走500万下(東京芝2000m)2着
コーナー別順位 2-3-3
13年
②タマモベストプレイ
*前走きさらぎ賞(京都芝1800m)1着
コーナー別順位 2-2
12年
①グランデッツァ
*前走ラジオNIKKEI2歳S(阪神芝2000m)3着
コーナー別順位 5-4-3-2
②ディープブリランテ
*前走共同通信杯(東京芝1800m)2着
コーナー別順位 1-1-1
③ロジメジャー
*前走500万下(東京芝1800m)2着
コーナー別順位 4-5-4
※丸数字はスプリングSの着順を示します。
以上、2012年以降の過去12年間を確認してみましたが、3着内に入線した36頭中18頭がこのパターンに該当。
(不発に終わったのは2019年のみ)
中山1800mはタフなコースで、距離延長馬にはかなり厳しく、かつ先行馬に有利な舞台。
しかも3月中旬過ぎとはいえ肌寒い日も多く、馬体を絞ることが難しいため、前走で好走していた馬がそのまま好走しがちな時期であることを考えると、上記のパターンの馬が好走するのはむしろ当然のことかも知れません。
ちなみに今年の出走登録馬の中では、以下4頭が上記好走条件に該当しています。
アレグロブリランテ
*前走若竹賞(中山芝1800m)2着
コーナー別順位 2-2-3-2
コスモブッドレア
*前走京成杯(中山芝2000m)3着
コーナー別順位 2-2-2-2
ペッレグリーニ
*前走セントポーリア賞(東京芝1800m)1着
コーナー別順位 4-2-2
メイショウタバル
*前走つばき賞(京都芝1800m)1着
コーナー別順位 3-1
過去データから考えると、この中から好走馬が出る可能性も十分にありそうな気もしますが、昨年の勝ち馬ベラジオオペラと同パターンのペッレグリーニは、特に要注意の1頭だと注目しています。
以上、スプリングSにおける好走パターンについての見解でした。
それではまたお会いしましょう。