今回はJRAホームページに掲載されているものを中心に、近年のAJCCにおける好走パターンを3つご紹介します。
よかったらレース攻略の参考にしてください。
(1) 好走パターン
このデータは今年のJRAホームページに掲載されているものですが、過去10年間のAJCCにおいて、「関東馬+関西所属騎手」の組み合わせが非常に高い好走率を挙げているとのこと。
過去10年間で6頭しか好走事例が無いのが玉に瑕とはいえ、このパターンの馬が出走してきた場合は要注意になりそうですね。
*2024年JRAホームページより引用
但し、今年はこのパターンの該当馬が出走していませんので、このデータは来年以降のために記憶しておきたいと思います。
(2) 前年の1800m以上重賞で3着以内の実績がある馬が有力
このデータも今年のJRAホームページに掲載されているものですが、過去10年間のAJCC勝ち馬10頭中8頭は、前年の1800m以上重賞で、3着以内に好走した実績があったとのこと。
*2024年JRAホームページより引用
上記の通り2019年と2022年はこのパターンが当てはまっていないものの、2019年は2着馬のフィエールマンと3着馬のメートルダールが、2022年は2着馬のマイネルファンロンとボッケリーニがそれぞれこのパターンに該当しており、結局のところ毎年該当馬が好走していることになります。
今年は以下6頭が該当しており、この中から複数個頭が好走する可能性は高いだろうと考えています。
カラテ
*新潟大賞典1着
チャックネイト
*アルゼンチン共和国杯3着
ボッケリーニ
*チャレンジC2着、京都大賞典2着、他
マイネルウイストル
*ステイヤーズS3着、アルゼンチン共和国杯2着
モリアーナ
*紫苑S1着、クイーンC3着
ラーグルフ
*中山記念2着、中山金杯1着
(3) 6歳以下で芝2000m以上のGⅠで3着以内、または同GⅡで1着の実績を持つ馬が有力
この好走パターンは昨年のJRAホームページに掲載されていたものをアレンジしたものですが、近年のAJCCは芝2000m以上のGⅠで3着以内か、あるいはGⅡで勝利実績のある6歳以下の馬が、高確率で勝ち続けています。
2018年以降では昨年を除いて毎年このパターンの馬が勝利していますので、今年も注意が必要ですね。
《AJCC勝ち馬の傾向》
23年:ノースブリッジ(5歳・GⅠ,GⅡの好走実績なし)
22年:キングオブコージ(6歳・目黒記念1着)
21年:アリストテレス(4歳・菊花賞2着)
20年:ブラストワンピース(5歳・有馬記念1着)
19年:シャケトラ(6歳・日経賞1着)
18年:ダンビュライト(4歳・皐月賞3着)
AJCCは中山コースで伝統のあるGⅡ戦ですので、やはり格上クラスのGⅠ・GⅡで実績のある比較的若い馬が好走する確率は高いと考えるべきでしょう。
今年は以下2頭が上記好走パターンに該当しており、本命候補として注目しています。
モリアーナ(紫苑S1着)
ラーグルフ(ホープフルS3着)
以上、AJCCにおける好走データについての見解でした。
それではまたお会いしましょう。