今回は中山金杯の傾向を確認して行きたいと思いますが、近年は毎年のように穴馬(単勝5番人気以下の馬)が馬券に絡んでいますね。
2023年:②クリノプレミアム 7番人気
2022年:②スカーフェイス 7番人気
2021年:③ウインイクシード 11番人気
2020年:③テリトーリアル 11番人気
2019年:③タニノフランケル 9番人気
2018年:③ストレンジクォーク 10番人気
*丸数字は着順を示します。
近年の傾向からは、いかに穴馬をピックアップできるかがポイントになりそうな気もしますので、まずはいくつかの好走データを以下にピックアップしてみます。
(1) 前走4角6〜9番手の馬が有力
このデータは今年のJRAホームページに紹介されているものですが、過去10年間の中山金杯の結果を見ると、前走4角6〜9番手の馬が好成績を残しているとのこと。
*2024年JRAホームページより引用
2022年2着馬スカーフェイス(前走4角10番手)、2023年2着馬クリノプレミアム(前走4角11番手)など、前走4角10番手以下から好走した事例もありますが、原則として前走4角10番手以下の馬は割り引き。
ちなみに今年の出走予定馬の中で、プラスデータに該当する4角6〜9番手の馬、マイナスデータに該当する前走4角10番手以下の馬は以下の通りです。
《前走4角6〜9番手:プラスデータ》
アラタ
エピファニー
エリカヴィータ
カレンシュトラウス
ククナ
クロミナンス
ホウオウアマゾン
マテンロウレオ
《前走4角10番手以下:マイナスデータ》
アケルナルスター
エミュー
カテドラル
キタウイング
クリノプレミアム
サクラトゥジュール
サトノエルドール
ナイママ
マイネルファンロン
リカンカブール
(2) 前走馬体重480kg以上の馬が有力
このデータは昨年のJRAホームページに掲載されていたデータをアレンジしたものですが、近年の中山金杯は前走の馬体重が480kg以上だった馬が毎年馬券に絡んでいます。
23年
①ラーグルフ(前走馬体重:492kg)1番人気
②クリノプレミアム(前走馬体重:484kg)7番人気
22年
①レッドガラン(前走馬体重:526kg)4番人気
③ヒートオンビート(前走馬体重:480kg)1番人気
21年
①ヒシイグアス(前走馬体重:494kg)1番人気
②ココロノトウダイ(前走馬体重:518kg)5番人気
③ウインイクシード(前走馬体重:498kg)11番人気
20年
①トリオンフ(前走馬体重:550kg)2番人気
②ウインイクシード(前走馬体重:496kg)6番人気
③テリトーリアル(前走馬体重:484kg)11番人気
19年
③タニノフランケル(前走馬体重:518kg)9番人気
前走馬体重480kg以上の好走パターンには以下の馬が該当しています。
エピファニー 前走馬体重:512kg
カテドラル 前走馬体重:492kg
カレンシュトラウス 前走馬体重:522kg
クリノプレミアム 前走馬体重:486kg
クロミナンス 前走馬体重:504kg
ゴールデンハインド 前走馬体重:492kg
サクラトゥジュール 前走馬体重:504kg
ショウナンマグマ 前走馬体重:520kg
ナイママ 前走馬体重:488kg
ホウオウアマゾン 前走馬体重:516kg
ボーンディスウェイ 前走馬体重:490kg
マイネルファンロン 前走馬体重:480kg
マテンロウレオ 前走馬体重:484kg
リカンカブール 前走馬体重:506kg
(3) 血統
過去5年間の好走馬を確認すると、ハーツクライ(トニービン)、マンハッタンカフェ(リボー)、サドラーズウェルズといった、欧州のスタミナ血統を内包した種牡馬の産駒が穴を開けていることに気づきます。
23年
①ラーグルフ 1番人気
*非社台、モーリス(父母父サドラーズウェルズ)産駒
22年
②スカーフェイス 7番人気
*非社台、ハーツクライ産駒
21年
①ヒシイグアス 1番人気
*ノーザンF生産馬、ハーツクライ産駒
③ウインイクシード 11番人気
*非社台、マンハッタンカフェ産駒
20年
②ウインイクシード 6番人気
*非社台、マンハッタンカフェ産駒
③テリトーリアル 11番人気
*非社台、ガリレオ(サドラーズウェルズ直仔)産駒
19年
③タニノフランケル 9番人気
*非社台、ガリレオ(サドラーズウェルズ直仔)産駒
18年
③ストレンジクォーク 10番人気
*ノーザンF生産馬、オペラハウス(サドラーズウェルズ直仔)産駒
※丸数字は着順を示します。
今年は以下の3頭が該当しており、私自身注目しています。
カテドラル
*ノーザンF生産馬、ハーツクライ産駒
ボーンディスウェイ
*社台F生産馬、ハーツクライ産駒
マテンロウレオ
*非社台、ハーツクライ産駒
(4) 勝ち馬の条件
このデータは今年のJRAホームページに掲載されているものですが、過去10年間の中山金杯勝ち馬10頭中8頭は、以下2点の項目をクリアしているとのこと。
a. 当日5番人気以内
b. 直近の中山コースでの着順が7着以内
*2024年JRAホームページより引用、一部改変
現時点で当日の単勝人気はわかりませんが、とりあえず5番人気以内の可能性がある馬で、かつ直近の中山コースで7着以内の可能性がある馬を以下にピックアップしておきます。
《5番人気以内の可能性があり、かつ直近の中山コース着順7着以内の馬》
エピファニー
*5走前東風S4着
マイネルクリソーラ
*10走前中山2勝クラス4着
ゴールデンハインド
*3走前フラワーC4着
リカンカブール
*3走前館山特別1着
コスタボニータ
*前走ディセンバーS1着
クロミナンス
*6走前スピカS6着
ボーンディスウェイ
*前走常総S1着
上記の7頭は現時点の本命候補として注目しています。
以上、中山金杯における好走データについての見解でした。
それではまたお会いしましょう。