今回は今年の朝日杯FSにおいて、私が注目している好走データを2つご紹介します。
よかったら皆様の予想の参考にして下さい。
(1) 好走馬の傾向
このデータは2020年のJRAホームページに掲載されていたものをアレンジしたものですが、近年の朝日杯FSは、「キャリア2戦以上で3着以下に敗れたことがない馬」の好走が目立ちます。
2歳GⅠは早熟度の高い馬に有利なレースということもあって、早い時期から安定した成績を残している馬はやはり侮れません。
22年
①ドルチェモア 2-0-0-0
②ダノンタッチダウン 1-1-0-0
21年
①ドウデュース 2-0-0-0
②セリフォス 3-0-0-0
③ダノンスコーピオン 2-0-0-0
20年
② ステラヴェローチェ 2-0-0-0
③ レッドベルオーブ 2-1-0-0
19年
①サリオス 2-0-0-0
②タイセイビジョン 2-1-0-0
18年
①アドマイヤマーズ 3-0-0-0
③グランアレグリア 2-0-0-0
17年
①ダノンプレミアム 2-0-0-0
②ステルヴィオ 2-1-0-0
③タワーオブロンドン 3-1-0-0
16年
①サトノアレス 2-2-0-0
②モンドキャンノ 2-1-0-0
※丸数字は朝日杯FSの着順を示します。
とりあえず過去7年間の好走例をピックアップしてみましたが、好走馬21頭中16頭がキャリア2戦以上で3着以下に敗れたことがない馬。
今年は以下の4頭が過去のレース全てで2着以内の成績を残していて、近年の傾向から考えると要注意になるだろうと思います。
エコロヴァルツ 2-0-0-0
ジャンタルマンタル 2-0-0-0
セットアップ 2-1-0-0
ダノンマッキンリー 2-0-0-0
(2) 連対馬の傾向
2021年のJRAホームページに掲載されていたデータを参考にして、過去6年間の連対馬(12頭)改めて確認したところ、以下のような傾向が浮かんできました。
・前走1着:9頭
・前走重賞連対:9頭
・前走は10月以降のレース:12頭
*2021年JRAホームページより引用・改変
この結果を見ると、直近のレースに勝ち(重賞の場合は連対し)、その勢いのまま朝日杯FSで好走していることが明確ですね。
近年の朝日杯FS連対馬の傾向を簡単にまとめると、
「前走10月以降の重賞で連対」
これが好走パターンと言えそうですね。
今年は以下3頭の馬がこのパターンに該当しており、軽視は禁物だろうと思います。
ジャンタルマンタル 前走11月11日デイリー杯2歳S1着
エンヤラヴフェイス 前走11月11日デイリー杯2歳S2着
シュトラウス 前走11月18日東スポ杯2歳S1着
(3) 勝ち馬の条件
今年のJRAホームページに朝日杯FS勝ち馬の特徴が掲載されています。
朝日杯FSが阪神開催に変更された2014年以降(過去9年間)の勝ち馬は全て以下4点に該当していたとのこと。
a. キャリア4戦以内
b. 1400m未満のレース出走無し
c. 過去に5着以下無し
d. 前走単勝2番人気以内
今年は以下6頭がこのパターンに該当していますので、本命候補として注目しています。
エコロヴァルツ
オーサムストローク
ジャンタルマンタル
タイキヴァンクール
タガノエルピーダ
ダノンマッキンリー
以上、朝日杯FSにおける好走データについての見解でした。
それではまたお会いしましょう。