昨日、一昨日の2日間で近年のチャンピオンズCの傾向を軽くチェックしてみましたが、今回は落ち穂拾い的に2つの好走データを確認しておきたいと思います。
皆様の予想の参考にしてください。
(1) 勝ち馬のパターン
このデータは2020年のJRAホームページに掲載されていたものをアレンジしたものですが、2015年から2021年の勝ち馬7頭は、過去2走がGⅠかGⅡ(JpnⅠ・JpnⅡを含む)で、その2走共に、
・G I(JpnⅠ)なら5番人気以内
・GⅡ(JpnⅡ)なら2番人気以内
に支持されていたといった共通点がありました。
なお2022年は該当馬の連勝記録がストップしたものの、それでも該当馬のクラウンプライドが2着に入線していますので、このパターンに該当している馬には注意が必要ですね。
昨日ご紹介した傾向とも関連しますが、チャンピオンズCはその馬のポテンシャル、いわゆる馬格が重視されますので、前走、前々走で出走していたレースのクラスと人気が重要なポイントになりそうな気がします。
22年
②クラウンプライド(前走JpnⅠ・2番人気、前々走JpnⅡ・ 2番人気)
21年
①テーオーケインズ(前走JpnⅠ・1番人気、前々走JpnⅠ・4番人気)
20年
①チュウワウィザード(前走JpnⅠ・3番人気、前々走JpnⅠ・3番人気)
19年
①クリソベルリ(前走JpnⅡ・1番人気、前々走Jpn Ⅰ・1番人気)
18年
①ルヴァンスレーヴ(前走JpnⅠ・2番人気、前々走JpnⅠ・1番人気)
17年
①ゴールドドリーム(前走JpnⅠ・2番人気、前々走JpnⅠ・4番人気)
16年
①サウンドトゥルー(前走JpnⅠ・5番人気、前々走JpnⅡ・2番人気)
15年
①サンビスタ(前走JpnⅠ・1番人気、前々走Jpn Ⅱ・2番人気)
※丸数字はチャンピオンズCの着順を示します。
ちなみに今年は以下2頭がこのパターンに該当しており、本命候補として注目しています。
テーオーケインズ(前走JpnⅠ・2番人気、前々走JpnⅠ・1番人気)
メイショウハリオ(前走JpnⅠ・1番人気、前々走JpnⅠ・2番人気)
(2) リピーター
チャンピオンズCが開催される中京ダート1800mは、左回り、長い直線、急坂などやや特徴的なコースで、このコースを得意とするリピーターが生まれやすい舞台。
過去9年間のチャンピオンズCの好走馬をチェックすると、その多くが同コースで開催された重賞・OP特別で好走実績を持っていたことが分かります。
22年
③ ハピ(22年鳳雛S1着)
21年
②チュウワウィザード(20年チャンピオンズC1着、19年東海S2着)
③アナザートゥルース(21年東海S2着)
20年
①チュウワウィザード(19年東海S2着)
②ゴールドドリーム(19年チャンピオンズC2着 、17年チャンピオンズC1着)
③インティ(19年チャンピオンズC3着、19年東海S1着)
19年
② ゴールドドリーム(17年チャンピオンズC1着)
③ インティ(19年東海S1着)
18年
該当馬の好走なし
17年
③コパノリッキー(15年東海S1着)
16年
①サウンドトゥルー(15年チャンピオンズC3着)
③アスカノロマン(16年東海S1着)
15年
③サウンドトゥルー(15年ジュライS1着)
14年
①ホッコータルマエ(13年東海S3着)
③ローマンレジェンド(14年ジュライS1着)
※丸数字は着順を示します。
2018年こそ不発に終わっているものの、過去9年間で14頭の該当馬が好走していますので、今年もリピーターには要注意と考えるべきでしょう。
今年は以下の6頭が中京ダート1800mの重賞、又はオープン特別好走馬に該当しており、リピーターとして注目しています。
アーテルアストレア(23年名鉄杯1着)*中京ダート1800mで4勝
クラウンプライド(22年チャンピオンズC2着)
グロリアムンディ(22年名古屋城S1着)
テーオーケインズ(21年チャンピオンズC1着)
ハギノアレグリアス(23年東海S2着)
メイクアリープ(23年名鉄杯2着)
3日間に渡ってチャンピオンズCの傾向を探ってきましたが、なんとなく好走馬のイメージが浮かんできた感じがしますね。
これまでにご紹介した好走データと他の情報などを組み合わせて、このレースの最終予想につなげて行きたいと思います。
以上、チャンピオンズCにおける好走データについての見解でした。
それではまたお会いしましょう。