チャンピオンズC(近年の傾向-1)


チャンピオンズCは2014年に現在の施行条件に変更されてから今年で10年目。

やっと過去データが出揃ってきた感じですね。

とはいえこのレースについてはまだまだ分からない点も多いのですが、とりあえず現時点で私が注目している傾向を幾つかご紹介したいと思います。

(1) 前走JBCクラシック5番人気以内&4着以内の馬が有力

《該当馬の好走例》

22年

② クラウンプライド(前走JBCクラシック2番人気2着)4番人気

21年

①テーオーケインズ(前走JBCクラシック1番人気4着)1番人気

②チュウワウィザード(前走JBCクラシック3番人気3着)3番人気

20年

① チュウワウィザード(前走JBCクラシック3番人気3着)4番人気

19年

該当馬の好走なし

18年

③サンライズソア(前走JBCクラシック1番人気3着)3番人気

17年

該当馬の好走なし

16年

①サウンドトゥルー(前走JBCクラシック5番人気3着)6番人気

②アウォーディー(前走JBCクラシック2番人気1着)1番人気

15年

③サウンドトゥルー(前走JBCクラシック4番人気2着)5番人気

14年

①ホッコータルマエ(前走JBCクラシック4番人気4着)2番人気

※丸数字はチャンピオンズCの着順を示します。

とりあえず過去9年間27頭の好走馬のうち、9頭が前走JBCクラシックからの臨戦馬。

そしてその全てがJBCクラシックで5番人気以内に支持され、4着以内に好走していた馬。

但し2019年は該当馬2頭(チュウワウィザード、オメガパフューム)が4着・6着に敗退。

また、2017年は該当馬が3頭(ケイティブレイブ、アウォーディー、サウンドトゥルー)が4着・5着・11着に敗退していますので、このパターンに該当しているからといって過信は禁物ですが、交流GⅠで上位人気に支持され、かつ掲示板内に好走した馬は今年も要注意と考えるべきでしょう。

今年の出走登録馬の中では以下の3頭が該当しています。

テーオーケインズ(前走JBCクラシック2番人気3着)

ノットゥルノ(前走JBCクラシック5番人気2着)

メイショウハリオ(前走JBCクラシック1番人気4着)

(2)  前走6番人気以下の馬は不振

このデータは今年のJRAホームページに掲載されているものですが、2013年ジャパンCダートを含めた過去10年間において、前走6番人気以下の馬はほとんど馬券に絡んでいないとのこと。

(例外は2021年14番人気3着のアナザートゥルースのみ)

やはり1年に2度しか開催されないJRAダートGⅠ戦だけに、ダートにおけるトップホースが集結するのは当然のことで、前走6番人気以下の馬が好走できる余地はほとんど無いということでしょう。

*2023年JRAホームページより引用
(2013年ジャパンCダートの成績を含む)

今年は以下3頭の馬がこのマイナスデータに該当しています。

クリノドラゴン(前走JBCクラシック7番人気6着)

ケイアイシェルビー(前走武蔵野S12番人気4着)

メイクアリープ(前走みやこS6番人気2着)

以上、チャンピオンズCにおける近年の傾向(その1)についての見解でした。

それではまたお会いしましょう。


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