2020年のジャパンCを振り返ってみると、三冠馬3頭(アーモンドアイ・コントレイル・デアリングタクト)の共演となった世紀の対戦で、私自身このブログに、
「ここまで役者が揃うことは、もしかしたら今後2度とないかも知れません」
と書いたものでしたが、今年も負けず劣らず豪華メンバーが揃いましたね。
イクイノックス(4歳馬)
*GⅠ5連勝中
ドウデュース(4歳馬)
*GⅠ2勝馬、日本ダービーでイクイノックスを撃破
リバティアイランド(3歳馬)
*GⅠ4連勝中、牝馬3冠馬
スターズオンアース(4歳馬)
*牝馬2冠馬
タイトルホルダー(5歳馬)
*GⅠ3勝馬
これだけのメンバーが揃うと、結局は強い馬が好走するといった単純な結果になりがちで、あれこれデータ分析を行うことに意味があるかは疑問が残るところですが、今回もいつも通りにまずはジャパンCの好走ローテから確認したいと思います。
2013年以降(過去10年間)のジャパンC好走馬の臨戦過程を以下に記載してみます。
◾️2022年JC
①ヴェラアズール(前走京都大賞典1着)
②シャフリヤール(前走天皇賞秋5着)
③ヴェルトライゼンデ(前走オールカマー7着)
◾️2021年JC
①コントレイル(前走天皇賞秋2着)
②オーソリティ(前走アルゼンチン共和国杯1着)
③シャフリヤール(前走神戸新聞杯4着)
◾️2020年JC
①アーモンドアイ(前走天皇賞秋1着)
②コントレイル(前走菊花賞1着)
③デアリングタクト(前走秋華賞1着)
◾️2019年JC
①スワーヴリチャード(前走天皇賞秋7着)
②カレンブーケドール(前走秋華賞2着)
③ワグネリアン(前走天皇賞秋5着)
◾️2018年JC
①アーモンドアイ(前走秋華賞1着)
②キセキ(前走天皇賞秋3着)
③スワーヴリチャード(前走天皇賞秋10着)
◾️2017年JC
①シュヴァルグラン(前走京都大賞典3着)
②レイデオロ(前走神戸新聞杯1着)
③キタサンブラック(前走天皇賞秋1着)
◾️2016年JC
①キタサンブラック(前走京都大賞典1着)
②サウンズオブアース(前走京都大賞典4着)
③シュヴァルグラン(前走アルゼンチン共和国杯1着)
◾️2015年JC
①ショウナンパンドラ(前走天皇賞秋4着)
②ラストインパクト(前走天皇賞秋12着)
③ラブリーデイ(前走天皇賞秋1着)
◾️2014年JC
①エピファネイア(前走天皇賞秋6着)
②ジャスタウェイ(前走凱旋門賞8着)
③スピルバーグ(前走天皇賞秋1着)
◾️2013年JC
①ジェンティルドンナ(前走天皇賞秋2着)
②デニムアンドルビー(前走エリザベス女王杯5着)
③トーセンジョーダン(前走天皇賞秋11着)
※丸数字はジャパンCの着順を示します。
好走馬を見ると前走天皇賞秋組(15頭)、前走京都大賞典組(4頭)で合計19頭。
3歳馬の場合は前走神戸新聞杯組(2頭)、前走秋華賞組(3頭)が目立つくらいですね。
過去10年間の好走馬30頭中24頭が前走天皇賞秋組、前走京都大賞典組、前走神戸新聞杯組、前走秋華賞組となりますので、とりあえずこれら4つのレースからの臨戦馬を確認しておきたいと思います。
(以下、丸数字は各レースの着順を示します)
《前走天皇賞秋出走馬》
①イクイノックス
④ダノンベルーガ
⑦ドウデュース
⑧エヒト
《前走京都大賞典出走馬》
③ディープボンド
⑫インプレス
《前走秋華賞出走馬》
①リバティアイランド
《前走神戸新聞杯出走馬》
無し
ここまででピックアップされた馬を眺めた印象ですが、やはりイクイノックス、ダノンベルーガ、ドゥデュース、ディープボンド、リバティアイランドが有力で、中でもイクイノックス対リバティアイランドの2強対決の気配が濃厚ですかね?
そんなこと、長々と記事を読まなくても分かると言われてしまいそうな気もしますすが、次回以降も懲りずにまた別のデータを絡めて確認して行きたいと思います。
以上、ジャパンCにおける好走ローテについての見解でした。
それではまたお会いしましょう。