近年のエリザベス女王杯のレース結果を眺めて気付くのは、有力古馬よりもむしろ3歳馬が活躍を続けていること。
近年は2020年、2018年、2016年と不発の年もありますが、それ以外の年は毎年馬券に絡んでいて、過去10年間で2勝、2着5回と他の世代を圧倒する成績を残しています。
22年
②ライラック(前走秋華賞10着)12番人気
21年
②ステラリア(前走秋華賞6着)7番人気
20年
※3歳馬の好走なし
19年
③ラヴズオンリーユー(前走オークス1着)1番人気
18年
※3歳馬の好走なし
17年
①モズカッチャン(前走秋華賞3着)5番人気
16年
※3歳馬の好走なし
15年
②タッチングスピーチ(前走秋華賞6着)4番人気
14年
②ヌーヴォレコルト(前走秋華賞2着)1番人気
13年
①メイショウマンボ(前走秋華賞1着)2番人気
②ラキシス(前走1000万下1着)6番人気
※丸数字はエリザベス女王杯にの着順を示します。
上記の通り2020年、2018年、2016年は3歳馬が不発とはいえ2020年は9番人気の3歳馬ウインマリリンが4着に入線。
2018年は2番人気の3歳馬ノームコアが3着馬とクビ・クビ差の5着に入線。
2016年は5番人気の3歳馬パールコードが僅差の4着に入線していますので、やはり3歳馬優位の構造は変わらないだろうと思います。
これはあくまでも私の感想ですが、ほとんどの牝馬は牡馬以上に斤量に敏感なのではないか?
競馬の最高峰である凱旋門賞でも、近年はしばしば斤量の軽い3歳牝馬が好走していますが、エリザベス女王杯でも古馬より2kg軽い3歳馬が有利なことは間違いないはず。
そう考えると今年も斤量の軽い3歳馬には最大の注意が必要だろうと思います。
ちなみに今年の3歳馬をピックアップすると、該当馬は以下の3頭。
シンリョクカ(前走府中牝馬S10着)
ハーパー(前走秋華賞3着)
ブレイディヴェーグ(前走ローズS2着)
今年は桜花賞4着、オークス2着、秋華賞3着で、リバティアイランドさえいなければ1つか2つ3歳GⅠを制していた可能性の高いハーパーが出走を予定しており、当然、有力な本命候補になりますが、前走ローズSで強烈な末脚で2着に入線したブレイディヴェーグもやはり軽視は禁物だろうと思います。
以上、エリザベス女王杯における3歳馬についての見解でした。
それではまたお会いしましょう。