今回は前回に引き続き、幾つかのの好走データを使って近年の新潟記念の傾向を確認して行きたいと思います。
皆様の新潟記念攻略の参考にしてください
(3) 年齢
この傾向は昨年、一昨年の2年間が特に顕著なものですが、近年の新潟記念は6歳以上の高齢馬が好走し、これら高齢馬が穴を開ける流れが続いています。
過去5年間で以下の5頭が好走しただけとはいえ、それでもそのうちの4頭が穴馬となれば、やはりこれは無視できませんね。
しかもその内の3頭が斤量57.0kg以上だったことを考えると、斤量57.0kg以上を背負う6歳以上馬は要注意と言えるでしょう。
22年
①カラテ 6歳・10番人気・57.5kg
②ユーキャンスマイル 7歳・9番人気・57.0kg
21年
①マイネルファンロン 6歳・12番人気・55.0kg
②トーセンスーリア 6歳・3番人気・57.5kg
20年
*6歳以上の好走なし
19年
*6歳以上の好走なし
18年
③ショウナンバッハ 7歳・13番人気・53.0kg
*丸数字は新潟記念の着順を示します。
今年は以下3頭が斤量57.0kg以上の6歳以上馬に該当しています。
ブラヴァス 57.0kg・7歳
マイネルウィルトス 57.0kg・7歳
ユーキャンスマイル 58.0kg・8歳
(4) 勝ち馬の傾向
2015年のJRAホームページに非常に参考になるデータが掲載されていました。
少しアレンジしてご紹介しますが、元々の掲載は、2009〜2015年の勝ち馬は全て以下の4項目をクリアしていたというものでした。
a. 芝1800m以上の重賞連対実績あり
b. 前走重賞に出走
c. 前走7着以内
d. 中3~7週(前走7/9〜8/6)
その後も毎年チェックしていますが、2016年以降もほぼ毎年のように該当馬が好走し続けています。
22年:該当馬は4頭
*該当馬の好走なし
21年:該当馬は3頭
②トーセンスーリア 3番人気
③クラヴェル 2番人気
20年:該当馬は2頭
①ブラヴァス 2番人気
19年:該当馬は1頭のみ
③カデナ 8番人気
18年:該当馬は0頭
*該当馬の出走なし(準クリア馬のブラストワンピースが勝利)
17年
①タツゴウゲキ 6番人気
16年
②アルバートドック 1番人気
※丸数字は着順を示します。
昨年は大波乱決着で該当馬の好走はありませんでしたが、2019年から2021年の3年間は、合該当馬が6頭しか出走していないのに4頭が好走。
このような傾向を見る限り、今年も該当馬には要注意と言えるでしょう。
さっそく今年の出走馬を確認したところ、今年は以下の1頭のみが上記4項目をクリアしていました。
マイネルウィルトス
過去データから考えると、当然ながら軽視は禁物だろうだろうと思います。
以上、新潟記念における好走データについての見解(その2)でした。
それではまたお会いしましょう。