今年は久々の中京開催となった中京記念。
過去の中京記念好走馬を眺めてみると、2歳GⅠの朝日杯FS出走馬や3歳GⅠの皐月賞や桜花賞、NHKマイルCに出走していた、早い時点から厩舎の期待を一身に背負ったエリートがしばしば好走していることが分かります。
以下に過去11年間(中京開催8年+他開催3年)の該当馬をピックアップしてみます。
22年:小倉開催
②カテドラル(NHKマイルC3着)10番人気
21年:小倉開催
②カテドラル(NHKマイルC3着)6番人気
20年:阪神開催
*該当馬の好走なし
19年:中京開催
①グルーヴィット(NHKマイルC10着)3番人気
②クリノガウディー(朝日杯FS2着、皐月賞16着、NHKマイルC14着)6番人気
③プリモシーン(桜花賞10着、NHKマイルC5着)1番人気
18年:中京開催
*該当馬の好走なし
17年:中京開催
②グランシルク(NHKマイルC5着)2番人気
16年:中京開催
②ピークトラム(NHKマイルC15着)6番人気
15年:中京開催
③ダローネガ(朝日杯FS5着)3番人気
14年:中京開催
①サダムパテック(朝日杯FS4着、皐月賞2着)7番人気
13年:中京開催
③リルダヴァル(皐月賞6着、NHKマイルC3着)3番人気
12年:中京開催
②ショウリュウムーン(桜花賞4着)6番人気
③トライアンフマーチ(皐月賞2着)10番人気
※丸数字は中京記念の着順を示します。
上記の傾向は2012年にトライアンフマーチが長期休養明けにも関わらず3着に好走し、続けて2013年にもリルダヴァルが3着に好走したことから注目し始めたデータですが、上記の12頭がほとんど同じパターンの馬だったことはやはり無視できないような気がします。
近年の中京記念の明らかな傾向は、「2歳GⅠの朝日杯FS、3歳GⅠの桜花賞、皐月賞、NHKマイルCに出走していた早熟のエリートが毎年のように馬券に絡んでいる」
あるいはこれが攻略のための一つポイントになるかも知れません。
今年の出走馬の中で該当馬を探すと、とりあえず以下の4頭がピックアップされました。
ウイングレイテスト
*朝日杯FS9着・NHKマイルC7着
サブライムアンセム
*桜花賞9着
ダノンスコーピオン
*朝日杯FS3着・NHKマイルC1着
ホウオウアマゾン
*朝日杯FS9着・NHKマイルC9着
この4頭を眺めた印象では、ダノンスコーピオンとサブライムアンセムの2頭はとりあえず本命候補として注目馬しています。
以上、中京記念におけるエリートについての見解でした。
それではまたお会いしましょう。