函館記念はJRAサマー2000シリーズの第2戦で、函館芝2000mで開催されるハンデ戦。
今回は好走馬の脚質をチェックしてみますが、近年は4コーナーを先頭集団で通過した馬が、圧倒的な好成績を挙げていることが分かります。
2015年以後。過去8年間の好走馬の脚質を以下に記載してみます。
22年:ハイペース
①ハヤヤッコ(コーナー別順位:6-6-4-2)7番人気
②マイネルウィルトス(コーナー別順位:16-16-10-3)1番人気
③スカーフェイス(コーナー別順位:14-14-13-11)4番人気
21年:ハイペース
①トーセンスーリヤ(コーナー別順位:3-3-3-2)2番人気
②アイスバブル(コーナー別順位:12-12-13-11)14番人気
③バイオスパーク(コーナー別順位:4-4-4-3)12番人気
20年:ハイペース
①アドマイヤジャスタ(コーナー別順位:8-8-8-6)15番人気
②ドゥオーモ(コーナー別順位:16-16-16-10
)13番人気
③バイオスパーク(コーナー別順位:5-5-5-3)3番人気
19年:ミドルペース
①マイスタイル(コーナー別順位:1-1-1-1)1番人気
②マイネルファンロン(コーナー別順位:2-2-2-2)9番人気
③ステイフーリッシュ(コーナー別順位:4-4-4-3)3番人気
18年:ミドルペース
①エアアンセム(コーナー別順位:4-4-4-3)5番人気
②サクラアンプルール(コーナー別順位:7-7-8-5)7番人気
③エトルナミノル(コーナー別順位:4-4-3-2)13番人気
17年:ミドルペース
①ルミナスウォーリアー(コーナー別順位:9-8-7-3)5番人気
②タマモベストプレイ(コーナー別順位:3-3-4-3)14番人気
③ヤマカツライデン(コーナー別順位:1-1-1-1)7番人気
16年:スローペース
①マイネルミラノ(コーナー別順位:1-1-1-1)3番人気
②ケイティプライド(コーナー別順位:5-5-6-4)13番人気
③ツクバアズマオー(コーナー別順位:10-11-10-8)9番人気
15年:ハイペース
①ダービーフィズ(コーナー別順位:9-8-5-4)3番人気
②ハギノハイブリッド(コーナー別順位:5-5-3-3)10番人気
③ヤマカツエース(コーナー別順位:2-2-2-2)7番人気
※丸数字は着順を示します。
上記2015年以降の7年間を軽く整理すると、
・好走馬24頭中16頭は最終コーナーを3番手以内で通過
・逃げた馬が2-0-1-5と好成績
・捲りタイプの馬もちょくちょく好走
少なくともこの3点が明確な傾向として挙げられますね。
函館芝コースはラスト直線が短いために後方一気はまず通用しない。
3~4コーナーにかけては高速で回れるスパイラルカーブのため、このカーブをうまく利用して先頭集団に付けると、そのまま粘りきってしまうケースが多い。
おそらく、これが函館記念の大きな特徴なのだろうと思います。
したがって函館記念を好走する理想的なパターンは、
・最初のコーナーを5番手以内で通過
・最終コーナーで3番手以内に付ける
・ラスト直線をそのまま粘りきる
このようなタイプの馬を積極的に狙っていくこと。
おそらくこれが函館記念的中の第一歩になるのだろうと思います。
「函館記念の狙い目は先行馬」
このことを念頭に次回以降のデータを確認していきたいと思います。
以上、函館記念好走馬のタイプについての見解でした。
それではまたお会いしましょう。