今回はエプソムCの近年の傾向を示す3つの好走データをご紹介します。
よかったらレース攻略の参考にして下さい。
(1) 逃げ・先行馬
近年のエプソムCは毎年のように逃げ・先行馬が好走しています。
特に狙い目は「前走1コーナー、4コーナー共に3番手以内」で通過した逃げ・先行馬。
以下に好走例をピックアップしてみます。
22年:重馬場
①ノースブブリッジ(4番人気)前走:1-1-1
②ガロアクリーク(8番人気)前走:3-3-3-3
21年:良馬場
②サトノフラッグ(6番人気)前走:2-2-2-2
20年:不良馬場
③トーラスジェミニ(18番人気)前走:2-2-2
19年:稍重馬場
*前走4角3番手以内の馬の好走なし
18年:重馬場
③グリュイエール(5番人気)前走:2-3-3
17年:良馬場
③マイネルハニー(6番人気)前走:2-2-2-3
16年:良馬場
③マイネルミラノ(6番人気)前走:1-1
15年:良馬場
①エイシンヒカリ(2番人気)前走:1-1-1
※丸数字は着順を、右側の数字はコーナー別順位を示します。
今年のエプソムC出走馬の中で、「前走1コーナー、4コーナー共に3番手以内」で通過している馬は以下の2頭。
ショウナンマグマ 前走:2-2
マテンロウスカイ 前走:1-1-1
例年通りの傾向が続くのなら、この中から好走馬が出る可能性もありそうで、私自身大いに注目しています。
(2) 東京コース
2017年のJRAホームページに面白いデータが紹介されていました。
掲載された年以降の結果を踏まえてご紹介させて頂きますが、2009年以降のエプソムCにおいて、勝ち馬14頭は全て、以下の項目をクリアしていました。
「過去5走以内に東京コースで4番人気以内に支持された実績がある」
エプソムCは近走(特に前走)で上位人気に支持された馬が、毎年ほぼ例外なく好走している重賞で、その上位人気に支持されたレースが東京コースであれば、その馬の好走確率が大きく跳ね上がるのは当然のことかも知れません。
いずれにしても「直近5走内に東京コースで4番人気以内に支持されたことのある馬」には要注意。
今年は以下の11頭がこの好走データに該当しています。
インダストリア *
カワキタレブリー *
ジャスティンカフェ
ピースワンパラディ
フィアスプライド
マテンロウスカイ *
ヤマニンサルバム *
ラストドラフト
ルージュエヴァイユ *
レインフロムヘヴン
レクセランス
この中で*印を付けた5頭は4歳馬にも該当しており、軽視は禁物だろうと思います。
(3) 重賞初勝利を狙う馬が有力
このデータは今年のJRAホームページに掲載されているものをアレンジしたものですが、過去5年間の勝ち馬は全て以下3つの項目に該当しています。
a. 重賞2・3着の実績があるが重賞未勝利
b. 新馬戦、1勝クラスとデビュー直後に連勝
c. 6歳以下
今年はぴったり該当する馬は出走していませんが、以下3頭がこのパターンに近い準クリア馬として考えるべきだろうと思います。
ジャスティンカフェ 5歳 *準クリア
※新馬戦1着・1勝クラス2着・毎日王冠2着、他
ピースワンパラディ 7歳 *準クリア
※新馬戦1着・500万下1着・京都金杯2着、他
ルージュエヴァイユ 4歳 *準クリア
※新馬戦1着・1勝クラス1着・オークス6着
以上、エプソムCにおける好走データについての見解でした。
それではまたお会いしましょう。