日本ダービーは全てのホースマンが目標とする夢の舞台。
当然ながら社台系生産牧場や社台系クラブ法人も全力でタイトルを取りにくる訳で、当然のことながら毎年社台系生産馬が好走し続けています。
とりあえず具体的な好走例を以下に記載してみましょう。
22年
①ドウデュース(生産:ノーザンF、馬主:キーファーズ)
②イクイノックス(生産:ノーザンF、馬主:シルクレーシング)
③アスクビクターモア(生産:社台F、馬主:廣崎利洋HD)
21年
①シャフリヤール(生産:ノーザンF、馬主:サンデーレーシング)
②エフフォーリア(生産:ノーザンF、馬主:キャロットF)
③ステラヴェローチェ(生産:ノーザンF、馬主:大野照旺氏)
20年
②サリオス(生産:ノーザンF、馬主:シルクレーシング)
③ヴェルトライゼンデ(生産:ノーザンF、馬主:サンデーレーシング)
19年
③ヴェロックス(生産:ノーザンF、馬主:金子真人氏)
18年
①ワグネリアン(生産:ノーザンF、馬主:金子真人氏)
③コズミックフォース(生産:ノーザンF、馬主:サンデーレーシング)
17年
①レイデオロ(生産:ノーザンF、馬主:キャロットF)
②スワーヴリチャード(生産:ノーザンF、馬主:NICKS)
③アドミラブル(生産:ノーザンF、馬主:近藤英子氏)
16年
①マカヒキ(生産:ノーザンF、馬主:金子真人氏)
②サトノダイヤモンド(生産:ノーザンF、馬主:里見治氏)
15年
①ドゥラメンテ(生産:ノーザンF、馬主:サンデーR)
②サトノラーゼン(生産:ノーザンF、馬主:里見治氏)
③サトノクラウン(生産:ノーザンF、馬主:里見治氏)
14年
②イスラボニータ(生産:白老F、馬主:社台RH)
13年
②エピファネイア(生産:ノーザンF、馬主:キャロットF)
※丸数字は日本ダービーの着順を示します。
過去10年間をチェックしてみましたが、馬券に絡んだ30頭中21頭が社台系生産馬。
しかも2015年、2017年、2021年、2022年は社台系生産馬が馬券圏内を独占。
最近の傾向としては、以下の2つのパターンが要注意になりそうですね。
(1) ノーザンF生産馬、馬主社台系クラブ法人(サンデーレーシング、キャロットF)
(2) ノーザンF生産馬、大物個人馬主(金子真人氏、里見治氏、島川隆哉氏、シルクレーシングなど)
今年もノーザンF生産馬の馬券圏内独占の可能性があるかと考えていたところ、なんと今年の出走登録馬19頭中9頭がノーザンF生産馬といった暴挙。
【ノーザンF生産馬】
サトノグランツ(馬主:里見治)
ショウナンバシット(馬主:国本哲秀)
シーズンリッチ(馬主:宇田豊)
スキルヴィング(馬主:キャロットF)
タスティエーラ(馬主:キャロットF)
ドゥラエレーデ(馬主:スリーエイチR)
ノッキングポイント(馬主:サンデーR)
パクスオトマニカ(馬主:窪田芳郎)
フリームファクシ(馬主:金子真人HD)
今年の日本ダービーの主役、ソールオリエンスは社台F生産馬ですので、あるいはソールオリエンス VS 9頭のノーザンF生産馬といった構図ですかね。
そして、昨日ピックアップした注目馬6頭の中から、ノーザンF生産馬をピックアップすると以下3頭が該当しています。
タスティエーラ(皐月賞5番人気2着)
フリームファクシ(皐月賞4番人気9着)
サトノグランツ(京都新聞杯1番人気1着)
結局のところ、今年の日本ダービー予想は、ソールオリエンスとこの3頭の評価順位付けが重要なポイントではないかという気がしています。
以上、日本ダービーにおける社台系についての見解でした。
それではまたお会いしましょう。