日本ダービーのデータ分析の最初に、好走ローテから候補馬を絞り込んでみます。
過去10年間の日本ダービーにおける前走別成績は以下の通りです。
《日本ダービー前走別成績(過去10年)》
皐月賞 :7-9-6-69
京都新聞杯 :2-1-0-19
毎日杯 :1-0-0-5
青葉賞 :0-0-3-20
プリンシパルS:0-0-1-4
この中でも最も多くの好走馬を出しているのは前走皐月賞組で、過去10年間の3着内馬30頭中22頭がこのパターンに該当。
要するに3分の2の馬が皐月賞からの臨戦で好走していることになりますね。
そして日本ダービーで3着内に好走した前走皐月賞組の、その皐月賞における着順と人気を確認すると、
「皐月賞3着以内 or(and)5番人気以内」
直近6年間はほぼこのパターンの馬しか馬券に絡んでいませんね。
(例外は2022年3着アスクビクターモアのみ)
2022年
①ドゥデュース(前走皐月賞1番人気3着)
②イクイノックス(前走皐月賞3番人気2着)
③アスクビクターモア(前走皐月賞6番人気5着)
2021年
②エフフォーリア(前走皐月賞2番人気1着)
③ステラヴェローチェ(前走皐月賞6番人気3着)
2020年
①コントレイル(前走皐月賞1番人気1着)
②サリオス(前走皐月賞3番人気2着)
③ヴェルトライゼンデ(前走皐月賞4番人気8着)
2019年
②ダノンキングリー(前走皐月賞3番人気3着)
③ヴェロックス(前走皐月賞4番人気2着)
2018年
①ワグネリアン(前走皐月賞1番人気7着)
②エポカドーロ(前走皐月賞7番人気1着)
2017年
①レイデオロ(前走皐月賞5番人気5着)
②スワーヴリチャード(前走皐月賞2番人気6着)
※丸数字は日本ダービーの着順を示します。
ちなみに今年の出走登録馬の中で、「皐月賞3着以内 or(and)5番人気以内」の馬は以下の5頭。
①ソールオリエンス(2番人気)
②タスティエーラ(5番人気)
③ファントムシーフ(1番人気)
⑨フリームファクシ(4番人気)
⑩べラジオオペラ(3番人気)
※丸数字は皐月賞の着順を示します。
皐月賞勝ち馬のソールオリエンスは当然ながら要注意の1頭ですが、タスティエーラ、ファントムシーフの巻き返しも十分にありそうな感じがしますし、皐月賞3番人気で10着に敗れたベラジオオペラも気になる存在ですね。
そして2番目に好走率の高い、前走京都新聞杯組で馬券に絡んでいるのはほとんどが勝ち馬で、時々2019年のロジャーバローズのように2着馬が好走するパターンがあるくらいですので、前走京都新聞杯組は連対馬のみをチェックすればよさそうですね。
(そもそも京都新聞杯組はほぼ連対馬しか出走できませんが…)
今年は以下1頭のみが該当しています。
①サトノグランツ
※丸数字は京都新聞杯の着順を示します。
ここまでのローテーションからのアプローチでピックアップされた馬は以下の6頭。
【前走皐月賞組】
①ソールオリエンス(2番人気)
②タスティエーラ(5番人気)
③ファントムシーフ(1番人気)
⑨フリームファクシ(4番人気)
⑩べラジオオペラ(3番人気)
【前走京都新聞杯組】
①サトノグランツ
データ分析の第1ステップで6頭がピックアップされましたが、この中から複数頭好走する可能性はかなり高いはずで、私自身注目しています。
以上、日本ダービーにおける好走ローテについての見解でした。
それではまたお会いしましょう。