マイラーズC(好走データ-1)


今週はマイラーズCの傾向を確認していきますが、約2年半の改修期間を経て、いよいよ新京都競馬場での開催!

コース形状に大きな変更はないとのことですので、とりあえずそれを信じて、いくつかの傾向を見ていきたいと思います。

(1) 近走で1着がある馬に要注意

このデータは2021年のJRAホームページに掲載されていたものをアレンジしたものですが、マイラーズCの傾向で興味深いのは、直近(3走以内)に1着の実績を持つ馬が、その実績が無い馬と比較して、圧倒的な好成績を残していること。

以下の通り、3走以内に1着の実績を持つ馬の3着内率は34.3%に達していますので、今年も該当馬は要注意と考えるべきでしょう。《3走前までの勝利実績有無(過去12年)》あり:9-7-9-51(3着内率 32.9%)なし:3-5-3-92(3着内率 10.7%)

今年は以下6頭が3走以内に1着の実績を持つ馬に該当していますので、本命候補として注目したいと思います。

ガイアフォース
キングエルメス
ゴールデンシロップ
サヴァ
シャイニーロック
ジャスティンスカイ

(2) 前走着差0.4秒差以内の馬が有力

このデータは2022年のJRAホームページに掲載されていたものを少しアレンジしたものですが、過去11年間のマイラーズCは前走1着馬か、勝ち馬から0.4秒以内の着差だった馬が高い好走率を挙げています。

以下の数値を見る限り、前走0.5秒差以上の着差で敗れていた馬は大幅に割り引きが必要と考えるべきでしょう。

《前走着差(勝ち馬とのタイム差)》

前走1着      :3-2-2-25(3着内率 21.9%)
0.4秒差以内:7-6-7-26(3着内率 43.5%)
0.5秒差以上:1-3-2-77(3着内率  7.2%)

今年の出走登録馬の中から、最も好走率の高い「前走勝ち馬と0.4秒差以内に敗れた馬」をピックアップすると、以下5頭が該当していますので注意が必要ですね。

《前走2着以下 & 勝ち馬と0.4秒差以内》

エアロロノア
ザイツィンガー
シュネルマイスター
ソウルラッシュ
マテンロウオリオン

また、好走率の低い「前走勝ち馬と0.5秒差上の着差で敗れた馬」は以下8頭が該当。

《前走2着以下 & 勝ち馬と0.5秒差以上》

ガイアフォース
グラティアス
グランデマーレ
ゴールデンシロップ
シャイニーロック
ダイメイフジ
トリプルエース
ビーアストニッシド

これらの馬はやはり割り引きが必要だろうと思います。

以上、マイラーズCにおける好走データ(その1)についての見解でした。

それではまたお会いしましょう。


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