今週は日曜日の中山メイン、AJCCの傾向を確認して行きますが、このレースは中山外回り芝2200mで開催されるGⅡ。
トリッキー中山外回りコースの非根幹距離で開催されるレースのため、このコースを得意とするスペシャリストが好走しがちな舞台。
AJCCが同じ中山非根幹距離の重賞、セントライト記念やオールカマー、あるいは3歳重賞のスプリングSと関連性が高いことはよく指摘されますが、同じ馬が何度も中山非根幹レース(重賞)を好走するケースが目立っています。
以下にいくつの事例を挙げてみましょう。
22年
②マイネルファンロン(18スプリングS年3着)11番人気
21年
② ヴェルトライゼンデ(20年スプリングS2着)3番人気
③ラストドラフト(20年AJCC3着)6番人気
20年
① ブラストワンピース(18年有馬記念1着)1番人気
19年
①シャケトラ(17年日経賞1着)7番人気
18年
②ミッキースワロー(17年セントライト記念1着)1番人気
17年
②ゼーヴィント(16年セントライト記念2着)1番人気
16年
該当馬の好走なし
15年
①クリールカイザー(14年オールカマー3着)4番人気
14年
①ヴェルデグリーン(13年オールカマー1着)2番人気
13年
該当馬の好走なし
12年
③ゲシュタルト(11年オールカマー2着)4番人気
11年
③ネヴァブション(09~10年AJCC連覇)3番人気
10年
③トウショウシロッコ(09年AJCC3着、10年オールカマー3着)3番人気
※丸数字はAJCCの着順を示します。
上記で2010年以降の代表例を挙げてみましたが、同じ馬が何度も関連性の高いレースで好走していることが明確ですね。
上記の事例から考えると、中山非根幹距離適性の高い馬は、
「オールカマー、AJCC、セントライト記念、スプリングSなどの中山非根幹距離重賞(GⅡ以上)を何度も好走する」
ちなみに今年は過去のAJCCやその他の中山非根幹距離重賞(GⅡ以上)で好走実績のある馬が3頭出走登録されています。
アリストテレス(21年AJCC1着)
ガイアフォース(22年セントライト記念1着)
バビット(20年セントライト記念1着)
過去データから考えると、この3頭は軽視禁物だろうと思います。
以上、AJCCにおける中山非根幹距離適性についての見解でした。
それではまたお会いしましょう。