今回は近年の中山金杯の傾向を確認して行きますが、
2022年:2着 スカーフェイス(7番人気)
2021年:3着 ウインイクシード(11番人気)
2020年:3着 テリトーリアル(11番人気)
2019年:3着 タニノフランケル(9番人気)
以上のように、京都金杯ほどではないにしても、近年はやや波乱傾向が強くなっているようにも感じますね。
今年が荒れるかどうかは分からないものの、まずは以下にいくつかの好走データをピックアップしてみます。
(1) 斤量
このデータは今年のJRAホームページに掲載されているものですが、中山金杯における斤量について、以下の傾向があるとのこと。
a. 斤量57.5kg以上の馬が有力
b. 斤量増の馬が有力
以下の通り、上記a,bに該当している馬が、以下の通り非常に高い好走率を挙げていますので、要注意と考えるべきでしょう。
今年の出走馬の中では以下3頭がこのパターンに該当しています。
マテンロウレオ 57.5kg(前走56.0kg)
ラーゴム 58.0kg(前走56.0kg)
ワンダフルタウン 58.0kg(前走57.0kg)
(2) 前走4角6番手以内の馬が有力
過去5年間の中山金杯の結果を見ると、前走4コーナー7番手以下だった馬は、昨年2着のスカーフェイスを除いて全滅。
《前走4角通過順位(過去5年)》
前走4角6番手以内:5-4-5-31
前走4角7番手以下:0-1-0-38
中山金杯はやはり前から行く馬の好走率が高いと考えるべきですね。
今年は以下の馬が前走4角6番手以内に該当しています。
アラタ
ウインキートス
エヴァーガーデン
コスモカレンドゥラ
ヒュミドール
マテンロウレオ
ラーグルフ
ラーゴム
レッドランメルト
ワンダフルタウン
(3) 5番人気以内 & 馬体重480kg以上の馬が有力
このデータも今年のJRAホームページに掲載されているものですが、過去10年間の勝ち馬は全て単勝5番人気以内で、更に10頭中9頭は馬体重が480kg以上だったとのこと。
今年の出走馬の中で単勝5番人気以内、馬体重480kg以上に該当しそうな馬は以下3頭ですが、私自身本命候補として注目しています。
ラーグルフ 前走馬体重:492kg
マテンロウレオ 前走馬体重:476kg
フェーングロッテン 前走馬体重:472kg
(4) 血統
過去4年間の好走馬を確認すると、ハーツクライ(トニービン)、マンハッタンカフェ(リボー)、サドラーズウェルズといった、欧州のスタミナ血統を内包した種牡馬の産駒が穴を開けていることに気づきます。
22年
②スカーフェイス 7番人気
*非社台、ハーツクライ産駒
21年
③ウインイクシード 11番人気
*非社台、マンハッタンカフェ産駒
20年
③テリトーリアル 11番人気
*非社台、サドラーズウェルズ系産駒
19年
③タニノフランケル 9番人気
*非社台、サドラーズウェルズ系産駒
18年
③ストレンジクォーク 10番人気
*ノーザンF生産馬、サドラーズウェルズ系産駒
※丸数字は着順を示します。
今年は以下の3頭が該当しており、私自身注目しています。
スカーフェイス
*非社台、ハーツクライ産駒
マテンロウレオ
*非社台、ハーツクライ産駒
ラーグルフ
*非社台、モーリス(父母父サドラーズウェルズ)産駒
以上、中山金杯における好走データについての見解でした。
それではまたお会いしましょう。