チャンピオンズC(近年の傾向1)


チャンピオンズCは2014年に現在の施行条件に変更されてから今年で9年目。

過去データとしてはやっと8年分が揃ってきたことになります。

まだ8年分のデータしかないため、必ずしも明確な傾向を掴みきれている訳ではありませんが、現時点で私が注目している傾向を幾つかご紹介します。

(1) 前走JBCクラシック4着以内&5番人気以内の馬が有力

《該当馬の好走例》

21年

①テーオーケインズ(前走JBCクラシック1番人気4着)1番人気

②チュウワウィザード(前走JBCクラシック3番人気3着)3番人気

20年

① チュウワウィザード(前走JBCクラシック3番人気3着)4番人気

19年

該当馬の好走なし

18年

③サンライズソア(前走JBCクラシック1番人気3着)3番人気

17年

該当馬の好走なし

16年

①サウンドトゥルー(前走JBCクラシック5番人気3着)6番人気

②アウォーディー(前走JBCクラシック2番人気1着)1番人気

15年

③サウンドトゥルー(前走JBCクラシック4番人気2着)5番人気

14年

①ホッコータルマエ(前走JBCクラシック4番人気4着)2番人気

※丸数字はチャンピオンズCの着順を示します。

とりあえず過去8年間27頭の好走馬のうち、8頭が前走JBCクラシックからの臨戦馬。

そしてその全てがJBCクラシックで5番人気以内に支持され、4着以内に好走していた馬。

但し2019年は該当馬2頭(チュウワウィザード、オメガパフューム)が4着・6着に敗退。

また、2017年は該当馬が3頭(ケイティブレイブ、アウォーディー、サウンドトゥルー)が4着・5着・11着に敗退していますので、このパターンに該当しているからといって過信は禁物ですが、交流GⅠで上位人気に支持され、かつ掲示板内に好走した馬は今年も要注意と考えるべきでしょう。

今年の出走登録馬の中では以下の2頭が該当しています。

テーオーケインズ(前走JBCクラシック1番人気1着)

クラウンプライド(前走JBCクラシック2番人気2着)

(2)  JBCクラシック勝ち馬は信頼できない

前項で「前走JBCクラシック4着以内&5番人気以内の馬が有力」と書いたことと矛盾するものの、JBCクラシック勝ち馬に限れば過去1度しか馬券に絡んでおらず、少し疑ってかかった方がいいかも知れません。

以下に今年のJRAホームページに掲載されているデータを引用しますが、過去8年間で0-1-0-6とチャンピオンズCを勝った馬はゼロ。

*2022年JRAホームページより引用

今年は以下の馬がこのパターンに該当しており、おそらく抜けた1番人気が想定されるだけに、大いに注目しています。

テーオーケインズ(前走JBCクラシック1番人気1着)

以上、チャンピオンズCにおける近年の傾向(その1)についての見解でした。

それではまたお会いしましょう。


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