今回は2つのデータからジャパンCの傾向を確認してみたいと思います。
皆様の予想の参考にして下さい。
(1) 年齢
ジャパンCは根幹距離を代表するレースで、基本的には紛れが少なく、2桁人気の馬が大駆けするようなケースはほぼ見られません。
過去10年間の好走馬を眺めてみても、2桁人気で馬券に絡んだのは2011年3着ジャガーメイル(14番人気)、2013年3着トーセンジョーダン(11番人気)の2頭のみ。
(ちなみにこの2頭は共にジャングルポケット産駒)
このデータを見る限り、極端な穴狙いは禁物と言えそうですね。
そして過去10年間のジャパンCを見ると、3~5歳馬といった比較的若い馬の好走率が高く、6歳を超えるとほぼ馬券に絡んでいないことが分かります。
今年の出走登録馬の中で、マイナスデータの6歳以上馬には以下の10頭が該当しています。
《6歳以上馬》
カラテ 6歳
グランドグローリー 6歳(外国馬)
ゴールドスミス 8歳
シャドウディーヴァ 6歳
トラストケンシン 7歳
ハーツイストワール 6歳
ブルーム 6歳(外国馬)
ボッケリーニ 6歳
ユニコーンライオン 6歳
リッジマン 9歳
また、過去10年間のジャパンCで4歳馬が馬券に絡まなかったのは、2017年・2020年の2回しかありませんので、以下の4歳歳馬には特に注意が必要だろうと思います。
《4歳馬》
シャフリヤール
テーオーロイヤル
ユーバーレーベン
(2) 枠順
近年のジャパンCの結果を眺めて感じるのは、枠順による有力不利が相当大きいのではないかということ。
過去8年間の好走馬24頭中、実に17頭が6番より内枠を引いた馬で、近年の傾向からは内枠圧倒的有力といった結果になっています。
しかも1・2番を引いた馬が10頭好走!
21年:2番 → 7番→ 4番
20年:2番 → 6番→ 5番
19年:5番 → 1番 → 2番
18年:1番 → 8番 → 11番
17年:1番 → 2番 → 4番
16年:1番 → 12番 → 17番
15年:15番 → 3番 → 1番
14年:4番 → 1番 → 15番
枠順からのアプローチは個人的にはあまり好きではありませんが、ここまで偏った傾向が出ている以上、迷ったら内枠は一つのセオリーかも知れません。
以上、ジャパンCにおける好走データについての見解でした。
それではまたお会いしましょう。