一昨年を振り返ってみると、昨年のジャパンCは三冠馬3頭(アーモンドアイ・コントレイル・デアリングタクト)の共演となった世紀の対戦で、私自身このブログに、
「ここまで役者が揃うことは、もしかしたら今後2度とないかも知れません」
と書いたものでしたが、結局この3頭がワンツースリーゴール。
確かその日の午後はたまたま外出する予定があって、用が済んだ後、慌てて東京池袋駅近くの喫茶店に駆け込み、iPadのグリーンチャンネルで競馬中継を観ていたことを思い出します。
そして昨年は最強牝馬アーモンドアイの引退で少しでも高配当にならないかと期待していたものの、結局1〜3番人気が3着内を独占する堅い決着。
(もちろん2020年も1〜3番人気が3着内を独占する堅い決着)
以上のことを背景に、本日はジャパンCの好走ローテを確認していきたいと思いますが、近年の好走馬を見ると前走天皇賞秋組のオンパレード。
それ以外では前走京都大賞典組と前走秋華賞組が目立つくらいですね。
2011年以降(過去10年間)のジャパンC好走馬の臨戦過程を以下に記載してみます。
◾️2021年JC
①コントレイル(前走天皇賞秋2着)
②オーソリティ(前走アルゼンチン共和国杯1着)
③シャフリヤール(前走神戸新聞杯4着)
◾️2020年JC
①アーモンドアイ(前走天皇賞秋1着)
②コントレイル(前走菊花賞1着)
③デアリングタクト(前走秋華賞1着)
◾️2019年JC
①スワーヴリチャード(前走天皇賞秋7着)
②カレンブーケドール(前走秋華賞2着)
③ワグネリアン(前走天皇賞秋5着)
◾️2018年JC
①アーモンドアイ(前走秋華賞1着)
②キセキ(前走天皇賞秋3着)
③スワーヴリチャード(前走天皇賞秋10着)
◾️2017年JC
①シュヴァルグラン(前走京都大賞典3着)
②レイデオロ(前走神戸新聞杯1着)
③キタサンブラック(前走天皇賞秋1着)
◾️2016年JC
①キタサンブラック(前走京都大賞典1着)
②サウンズオブアース(前走京都大賞典4着)
③シュヴァルグラン(前走アルゼンチン共和国杯1着)
◾️2015年JC
①ショウナンパンドラ(前走天皇賞秋4着)
②ラストインパクト(前走天皇賞秋12着)
③ラブリーデイ(前走天皇賞秋1着)
◾️2014年JC
①エピファネイア(前走天皇賞秋6着)
②ジャスタウェイ(前走凱旋門賞8着)
③スピルバーグ(前走天皇賞秋1着)
◾️2013年JC
①ジェンティルドンナ(前走天皇賞秋2着)
②デニムアンドルビー(前走エリザベス女王杯5着)
③トーセンジョーダン(前走天皇賞秋11着)
◾️2012年JC
①ジェンティルドンナ(前走秋華賞1着)
②オルフェーヴル(前走凱旋門賞2着)
③ルーラーシップ(前走天皇賞秋3着)
※丸数字はジャパンCの着順を示します。
過去10年間の好走馬30頭中15頭が前走天皇賞秋組ですので、やはり有力なのはこのローテということになりますかね?
ちなみに今年の出走登録馬の中では以下4頭が前走天皇賞秋組に該当しています。
【前走天皇賞秋出走馬】
③ダノンベルーガ
⑤シャフリヤール
⑥カラテ
⑧ユーバーレーベン
※丸数字は天皇賞秋の着順を示します。
今年は天皇賞秋の連対馬(1・2着馬)、イクイノックスとシャフリヤールが不在ですので、あるいは少し例年と異なるパターンになりますかね?
好走ローテからのアプローチとしては、あとは前走秋華賞組、前走菊花賞組、前走京都大賞典組を確認する必要がありますが、今年は前走菊花賞組、前走秋華賞組の参戦が無く、前走京都大賞典から臨戦してくる馬も以下の1頭のみ。
【前走京都大賞典出走馬】
①ヴェラアズール
※丸数字は京都大賞典の着順を示します。
今年は通常のローテーションから臨戦している馬が極端に少なく、あるいは久しぶりに外国馬の好走があり得るのか?
なんとなくそんな気がしないでもありませんが、とりあえず現時点では、ダノンベルーガ、シャフリヤール、ヴェラアズールの3頭には要注意だろうという気がします。
以上、ジャパンCにおける好走ローテについての見解でした。
それではまたお会いしましょう。