今週はアルゼンチン共和国杯のデータ分析を進めて行きますが、さっそくいくつかの好走データをチェックしたいと思います。
よかったら予想の参考にして下さい。
(1) 5歳以上は重賞5着以内が必要
アルゼンチン共和国杯は東京芝2500mで開催されるGⅡですが、タフなレースだけにやはりその馬の持つ絶対能力が重要。
これは過去のアルゼンチン共和国杯連対馬のほとんどが、このレース以前に重賞で掲示板(5着)内に好走していた実績を持っていたことからも明らかだと思います。
2004年以降、過去18年間のアルゼンチン共和国杯において、
「5歳以上で重賞5着以内の実績の無い馬の連対(2着以内)は無い」
とりあえず5歳以上の馬については、重賞5着以内の実績があることがアルゼンチン共和国杯の連対条件になりそうですね。
ちなみに今年の出走馬の中で、重賞5着以内の実績の無い5歳以上馬は以下の8頭。
カントル(6歳)
コトブキテティス(5歳)
サクラアリュール(7歳)*準クリア
ダンディズム(6歳)
ハーツイストワール(6歳)
ボスジラ(6歳)
レッドサイオン(6歳)
レインカルナティオ(5歳)
※サクラアリュールはダート重賞で2・3着の実績はありますが、芝重賞で5着以内の実績が無いため該当馬に含めました。
現時点ではこれらの馬は割り引きが必要だろうと考えています。
(2) 夏場に休養を挟んだ上位人気馬が有力
この傾向は昨年のJRAホームページに紹介されていたものに、昨年の結果を反映させたものですが、過去6年間の勝ち馬は全て前走が5月か6月で、かつ当日の人気が3番人気以内だったとのこと。
要するに「夏場を休養に当てた上位人気馬」が有力ということで、本命馬を選択する際には非常に参考になるデータのように感じています。
2021年:オーソリティ(1番人気、前走5月2日天皇賞春)
2020年:オーソリティ(3番人気、前走5月2日青葉賞)
2019年:ムイトオブリガード(2番人気、前走5月26日目黒記念)
2018年:パフォーマプロミス(3番人気、前走6月24日宝塚記念)
2017年:スワーヴリチャード(1番人気、前走5月28日日本ダービー)
2016年:シュヴァルグラン(2番人気、前走6月26日宝塚記念)
ちなみに今年の出走馬の中で、前走5月・6月の馬は以下の3頭。
キラーアビリティ(前走5月29日日本ダービー)
ダンディズム(前走5月29日日目黒記念)
シルヴァーソニック(前走5月1日天皇賞春、但し競争中止)
これらの馬が当日3番人気以内に支持されれば、本命候補として注目すべきだろうと思います。
以上、アルゼンチン共和国における好走データ(その1)についての見解でした。
それではまたお会いしましょう。
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