本日は菊花賞における2つの好走データをご紹介しますので、レース攻略のための参考にして下さい。
(1) 好走馬の条件
近年の菊花賞は「3歳GⅠ(皐月賞・NHKマイルC・日本ダービー)で4着以内に入線した実績のある馬」が毎年馬券に絡んでいます。
このデータは相当前のJRAホームページに掲載されていたものをアレンジしたもので、今となってはほとんどオリジナルデータと呼べるようなものですが、菊花賞は各馬未経験の芝3,000mのレースとはいえ、やはり過去GⅠで実績を残している馬が好成績を残している重賞。
皐月賞や日本ダービーで4着以内に入線した馬だけでなく、2016年のレインボーラインのように、NHKマイルC3着の実績から菊花賞で2着に入線した馬もいますので、過去のGⅠで好走した馬には注意が必要だろうと思います。
21年
①タイトルホルダー(皐月賞2着)
20年
①コントレイル(皐月賞1着、日本ダービー1着)
19年
③ヴェロックス(皐月賞2着、日本ダービー3着)
18年
②エタリオウ(日本ダービー4着)
17年
②クリンチャー(皐月賞4着、日本ダービー13着)
16年
①サトノダイヤモンド(皐月賞3着、日本ダービー2着)
②レインボーライン(日本ダービー8着、NHKマイルC3着)
③エアスピネル(皐月賞4着、日本ダービー4着)
15年
①キタサンブラック(皐月賞3着、日本ダービー14着)
②リアルスティール(皐月賞2着、日本ダービー4着)
※丸数字は菊花賞の着順を示します。
ただ、今年は皐月賞1〜4着馬、日本ダービー1・2・4着馬が菊花賞を回避していますので、それぞれ5着までチェックしてみましたが、皐月賞、日本ダービーで5着以内の実績がある馬はわずかに以下の2頭のみ。
《皐月賞4着以内馬》
⑤アスクビクターモア
《日本ダービー4着以内馬》
③アスクビクターモア
⑤プラダリア
※NHKマイルC5着以内馬の参戦は無し
このデータだけで判断するのは危険とはいえ、アスクビクターモアは当然ながら軽視禁物だろうと思います。
(2) 勝ち馬の条件
このデータは昨年のJRAホームページに掲載されていたものをアレンジしたものですが、2011年以降(過去11年間)の勝ち馬のうち、特に直近6年間で見ると、ほぼ以下の2点をクリアした馬しか勝っていないことが分かります。
a. 6着以下がない
b. 連勝経験がある
厳密に言えば2019年の勝ち馬ワールドプレミアは連勝経験はありませんでしたし、昨年のタイトルホルダーはほとんど当てはまっていなかったものの、残りの4頭は全て上記2点をクリアしていましたので、今年も要注意のデータになりそうですね。
今年の出走馬の中で「6歳以下が無し」「連勝経験あり」の馬をピックアップすると以下の通りとなります。
【6着以下が無し】
アスクビクターモア
ヴェローナシチー
ガイアフォース
ドゥラドーレス
マイネルトルファン
【連勝経験あり】
アスクビクターモア
ガイアフォース
ジャスティンパレス
セレシオン
ディナースタ
ドゥラドーレス
フェーングロッテン
プラダリア
ヤマニンゼスト
そして上記の2つを共にクリアしている馬は以下の3頭のみ。
アスクビクターモア
ガイアフォース
ドゥラドーレス
こうして見るとやはアスクビクターモアは有力のように感じますが、残りの2頭も軽視禁物だろうと思います。
以上、菊花賞における好走データについての見解でした。
それではまたお会いしましょう。