何度もこのブログで書いてきた通り、牡馬、牝馬に関わらず、三冠レースを総力を挙げて取りにくるのが社台グループ。
2020年こそ牡馬・牝馬共に非社台のデアリングタクト、コントレイルといったスーパーホースが勝ちましたが、昨年の秋華賞は再びノーザンF生産馬が1〜3着を独占したように、例年の秋華賞は社台系生産馬が毎年のように好走する舞台。
とりあえず以下に過去10年間で3着内に好走した社台系生産馬を記載してみます。
21年
①アカイトリノムスメ(ノーザンF生産馬)
②ファインルージュ(ノーザンF生産馬)
③アンドヴァラナウト(ノーザンF生産馬
20年
②マジックキャッスル(社台F生産馬)
19年
①クロノジェネシス(ノーザンF生産馬)
②カレンブーケドール(社台F生産馬)
18年
①アーモンドアイ(ノーザンF生産馬)
17年
①ディアドラ(ノーザンF生産馬)
②リスグラシュー(ノーザンF生産馬)
16年
①ヴィブロス(ノーザンF生産馬)
②パールコード(社台F生産馬)
③カイザーバル(社台F生産馬)
15年
①ミッキークイーン(ノーザンF生産馬)
②クイーンズリング(社台F生産馬)
③マキシマムドパリ(社台F生産馬)
14年
①ショウナンパンドラ(白老F生産馬)
②ヌーヴォレコルト(社台F生産馬)
③タガノエトワール(白老F生産馬)
13年
※社台系生産馬の好走なし
12年
①ジェンティルドンナ(ノーザンF生産馬)
②ヴィルシーナ(ノーザンF生産馬)
③アロマティコ(ノーザンF生産馬)
※丸数字は着順を示します。
2013年は例外的に社台系生産馬の好走馬がありませんでしたが、これは2002年以来の出来事で、この年を含んでも直近10年間の好走馬30頭中21頭が社台系生産馬。
要するに牝馬、牡馬共に非社台が三冠を達成した2020年と、社台系生産馬が1頭も馬券に絡まなかった2013年以外は全て社台系生産馬が勝利。
しかも社台系ノーザンF生産馬が7勝。
これまでにご紹介した好走データと組み合わせると、下記のいずれかに該当するノーザンF生産馬が狙い目になりそうですね。
(1) ローズS4着以内好走馬
(2) 紫苑S3着以内好走馬
(3) オークスからの直行馬
ちなみに今年は以下5頭の社台系生産馬が上記の3条件に該当しています。
ナミュール(ノーザンF生産馬、前走オークス3着)
プレサージュリスト(ノーザンF生産馬、前走オークス5着)
エリカヴィータ(ノーザンF生産馬、前走オークス9着)
スタニングローズ(ノーザンF生産馬、前走紫苑S1着)
スターズオンアース(社台F生産馬、前走オークス1着)
今年はやはりスターズオンアースの三冠達成に注目が集まりそうですが、紫苑S快勝のスタニングローズも逆転の可能性がありそうですし、あるいは上記5頭の馬券圏内独占も十分に可能性があると考えています。
以上、秋華賞における社台系生産馬についての見解でした。
それではまたお会いしましょう。