今回は前回に引き続き秋華賞の好走データを2つご紹介します。
よかったらレース攻略の参考にして下さい。
(3) 前走ローズS組
秋華賞において注意すべきローテーションは、もう一つのトライアルである前走ローズS組。
過去の秋華賞においては最重要のステップレースでしたが、最近4年間を見るとわずか3頭(しかも全て3着)しか馬券に絡んでおらず、最近はオークスからの直行組、紫苑S組に押される形で、やや不振傾向が続きますね。
ちなみに紫苑Sが重賞に昇格した2016年以降、前走ローズS組は0-1-5-30。
参考までに過去4年間のローズS出走馬(9着以内)の、秋華賞における着順を以下に記載してみます。
【2021年前走ローズS組の秋華賞着順】
①アンドヴァラナウト → 秋華賞3着
②エイシンヒテン → 秋華賞4着
③アールドヴィーヴル → 秋華賞7着
⑦エンスージアズム → 秋華賞14着
【2020年前走ローズS組の秋華賞着順】
①リアアメリア → 秋華賞13着
②ムジカ → 秋華賞8着
③オーマイダーリン → 秋華賞6着
⑤クラヴァシュドール → 秋華賞17着
⑧フィオリキアリ → 秋華賞10着
【2019年前走ローズS組の秋華賞着順】
①ダノンファンタジー → 秋華賞8着
②ビーチサンバ → 秋華賞5着
④シゲルピンクダイヤ → 秋華賞3着
⑨シャドウディーヴァ → 秋華賞4着
【2018年前走ローズS組の秋華賞着順】
①カンタービレ → 秋華賞3着
②サラキア → 秋華賞4着
③ラテュロス → 秋華賞5着
④ゴージャスランチ → 秋華賞8着
⑨オールフォーラヴ → 秋華賞14着
※丸数字は着順を示します。
今年の該当馬(前走ローズS出走馬)は以下の4頭ですが、
①アートハウス
③エグランタイン
⑤メモリーレゾン
⑪パーソナルハイ
*丸数字は着順を示します。
近年の秋華賞の傾向からは過信は禁物だろうと感じています。
(4) 勝ち馬の条件
このデータは今年のJRAホームページに掲載されているものをアレンジしたものですが、過去9年間の勝ち馬のは全て、いずれも前走の出走頭数が17頭以上だったとのこと。
《秋華賞勝ち馬の前走出走頭数》
21年:アカイトリノムスメ(前走18頭立て)
20年:デアリングタクト(前走18頭立て)
19年:クロノジェネシス(前走18頭立て)
18年:アーモンドアイ(前走17頭立て)
17年:ディアドラ(前走18頭立て)
16年:ヴィブロス(前走18頭立て)
15年:ミッキークイーン(前走17頭立て)
14年:ショウナンパンドラ(前走18頭立て)
13年:メイショウマンボ(前走18頭立て)
※2022年JRAホームページから引用
ちなみに今年は以下5頭がこのパターンに該当しています。
エリカヴィータ(前走17頭立て)
スターズオンアース(前走17頭立て)
ナミュール(前走17頭立て)
ピンハイ(前走17頭立て)
プレサージュリフト(前走17頭立て)
結局のところ、全て前走オークス出走馬ばかりがピックアップされてしまいましたが、上記の傾向から考えても、やはり軽視は禁物だろうと思います。
以上、秋華賞における好走データ(その2)についての見解でした。
それではまたお会いしましょう。