スプリンターズSの近年の傾向について、2018年のJRAホームページに掲載されていたデータが参考になりますので、一部アレンジした形でご紹介したいと思います。
(1) 過去14年間の3着内馬42頭中19頭は、同年のJRA1400メートル以上のレースで優勝経験のある馬だった
【同年JRA1400m以上勝利経験】
あり:8-7-4-18(3着内率 51.4%)
なし:6-7-10-163(3着内率 12.4%)
スプリンターズSは芝1200mの電撃戦にも関わらず、1400m以上で勝利実績を持つ馬が好成績を残しているのは面白いですね。
しかも3着内率51.4%ということは、該当馬の2頭に1頭以上は好走しているということになりますので、これは当然ながら軽視禁物。
昨年、一昨年共に該当馬がワンツーゴールを決めていますので、今年も注目したいと思います。
ちなみに今年は以下4頭がこの好走データに該当しています。
ウインマーベル(橘S1着、中京芝1400m
ダイアトニック(阪急杯1着、阪神芝1400m)
メイケイエール(京王杯SC1着、東京芝1400m)
メイショウミモザ(阪神牝馬S1着、阪神芝1600m)
(2) 前走4着以内&前走4番人気以内の馬が狙い目
このデータは2018年JRAホームページに掲載されていた好走データを参考に、大幅にアレンジしたものですが、近年は毎年このパターンの馬が好走しているのも事実。
21年
①ピクシーナイト(前走2番人気2着
)
②レシステンシア(前走1番人気1着
)
③シヴァージ(前走1番人気5着)
20年
①グランアレグリア(前走3番人気1着
)
②ダノンスマッシュ(前走1番人気1着
)
③アウィルアウェイ(前走10番人気3着)
19年
①タワーオブロンドン(前走1番人気1着
)
②モズスーパーフレア(前走2番人気4着
)
③ダノンスマッシュ(前走1番人気1着
)
18年
①ファインニードル(前走1番人気1着
)
②ラブカンプー(前走2番人気2着
)
③ラインスピリット(前走9番人気5着)
※丸数字は着順を示します。
上記の通り、過去4年間の好走馬12頭中9頭がこのパターンに該当していますので、今年も注意が必要だろうと思います。
【前走4着以内&前走4番人気以内】
ウインマーベル(前走2番人気2着)
サンライズオネスト(前走4番人気3着)
シュネルマイスター(前走2番人気2着)
タイセイビジョン(前走3番人気2着)
ナムラクレア(前走1番人気3着)
メイケイエール(前走1番人気1着)
以上、スプリンターズSにおける好走データ(その1)についての見解でした。
それではまたお会いしましょう。