新潟2歳Sデータ(後編)



新潟2歳Sの攻略において、私が注目している好走パターン(後編)をご紹介します。レース攻略の参考にしてください。

3.出走頭数10頭以上の左回りのレースで上がり2位以内の実績がある馬に要注意

これは過去11年間の好走馬33頭中27頭が該当していた好走パターン。

関連する好走データは何年か前の記事でも書いたような気もしますが、新潟外回りコースはやはり上がり勝負になりがちな舞台。

またレース経験の浅い2歳戦ですので、左回りコースのレース経験は重要なポイント。

新潟2歳Sにおいて、左回り(10頭立て以上)のレースで上がり2位以内の実績を持つ馬は、要注意と考えるべきでしょう。

ちなみに今年の該当馬は以下の1頭のみ。

ウインオーディン

4.勝ち馬の条件

これは2015年のJRAホームページに掲載されていた好走データをアレンジしたものですが、2011〜2021年までの11年間の勝ち馬は全て以下の3条件をクリアしています。

(a)前走左回り

(b)前走上がり2位以内で1着

(c)左回りコースで3着以下がない

これは比較的分かりやすい好走パターンだと思いますが、新潟2歳Sは左回り芝1600mで開催されますので、やはり左回りが得意な(あるいは苦手にしていない)馬に有利。

また、経験の浅い2歳戦のため、前走で左回りを走っていることは重要なポイント。

そして日本一直線の長い新潟外回りコースのため、速い上がりを繰り出せる馬が有利。

2011〜2019年の勝ち馬9頭が全て上記3点をクリアしていたことは、これらのことを如実に証明しているような気がします。

ちなみに今年の出走馬を確認したところ、以下の1頭しか該当馬がいませんでした。

ロードディフィート

5.前走距離

このデータは今年のJRAホームページに掲載されているものですが、過去5年間の新潟2歳Sにおいて、前走1600mに出走していた馬が圧倒的な好成績を収めています。

この間の勝ち馬は全て前走1600m戦に出走していますので、当然本命候補はこの該当馬を狙うべきですが、今年は前走1600m戦に出走していた馬が1頭もエントリーしていない異例の年。

*2022年JRAホームページより引用

そこでこの傾向に関連するもう一つのデータを引用してみます。

*2022年JRAホームページより引用

このデータで明らかなように、前走11頭以下、もしくは4コーナー通過順位が3番手以下の馬は1頭も馬券に絡んでいませんね。

今年の出走馬の中でこれらのマイナスデータに該当している馬を確認すると、こちらもほぼ全ての馬が該当してしまいました。


《前走11頭以下》

アイスグリーン

ウインオーディン

グラニット

シーウィザード

スタンレー

タマモブラックタイ

ピンクジン

ロードディフィート

《前走4コーナー通過順位が3番手以下》

ウインオーディン

キタウイング

チカポコ

ピンクジン


この3つのマイナスデータ(前走1600m以外、前走11頭以下、前走4コーナー通過順位が3番手以下)の全てに該当していなかったのは以下の1頭のみ。

バグラダス

本命に指名するかどうかはともかくとして、少なくとも買い目からは外せないだろうと思います。

以上、4つの好走パターンをご紹介しましたが、これらを参考に日曜日の予想につなげたいと考えています。

それでは予想記事でお会いしましょう。


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